敷き布団を買いたいのに、種類が多すぎて決められない!なんてことはありませんか?素材や機能性、ダニやカビなど、注意すべきことが多い敷き布団。そこで今回は、敷き布団選びのポイントやニトリなどおすすめメーカーをご紹介します。敷き布団で、最高の睡眠を手に入れましょう。
敷き布団の役割は?
寝具に欠かせない敷き布団。そんな敷き布団の具体的な役割とは一体何なのでしょう。マットレスの違いやメリット・デメリットについて解説します。
敷き布団とマットレスの違い
敷き布団とマットレスの特徴の最大の違いは、厚みがあるかどうかです。敷き布団には厚みがありませんが、マットレスには厚みがあります。
敷き布団とマットレスのそれぞれの表記を見るとその違いが分かります。敷き布団の表記には縦と横の長さしかありません。しかし、マットレスは縦と横の長さと厚さの表記があります。
敷き布団はベッドが苦手な人や部屋を広く使いたい人が使うとちょうど良いでしょう。一方のマットレスは腰痛で身体の痛みを感じる人や布団の上げ下ろしが辛い人に向いています。
敷き布団のメリット
敷き布団のメリットとして、寝心地が優しい点が挙げられます。肌触りはもちろん、敷き布団自体が柔らかめに作られているので、真綿で包まれたような寝心地を感じることができます。
また、吸湿性が高いという点も挙げられます。特に寝汗が多い人は、布団が寝汗を吸い取ってくれるので快適に眠ることができます。
更にこまめに干すことができます。こまめに天日干しにすることで抗菌の効果を得ることができます。中には丸洗いできる布団もあるので、より清潔さを保つことが可能です。
敷き布団のデメリット
敷き布団のデメリットとしては、へたりやすいものが多いのが挙げられるでしょう。ふかふかの敷き布団を購入しても、繰り返し使用していると不可深さがなくなり、せんべい布団のようになってしまいます。
反対にふかふかすぎる敷き布団もあります。ふかふかすぎる敷き布団は腰痛を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。
また、こまめに片づけなければならないという点もデメリットと言えるかもしれません。敷き布団を敷いたままにしておくと見た目があまりよくありません。こまめに押し入れに片づけなければならないため、苦痛を感じる人も一定数います。
敷き布団の種類
敷き布団にはさまざまな種類があります。敷き布団を購入する際には、これらの種類について注目すると、自分に合った敷き布団を購入することができます。どのような特徴があるのか、詳しく解説します。
丈夫で保温力に優れた木綿布団
木綿布団は保温力に優れています。熱を逃がしにくいという特徴があるため、冬でも暖かく眠ることができます。
また、吸湿性が高いというのも大きな特徴の一つです。寝汗だけではなく、湿気もよく吸い込むので、じめじめした季節でも快適に眠ることが可能です。
さらに打ち直しが可能という点もメリットです。敷き布団が傷んできたら、打ち直すことで元の快適な寝心地を取り戻すことができます。
吸湿性・放湿性に優れた羊毛布団
羊毛布団は保温性が高いという点が挙げられます。熱を吸収しやすく逃がしにくいので、寒い冬はもちろん、冷え性の人にもピッタリの敷き布団です。
また、吸湿性が高くて放湿性も高いという特徴もあります。湿気を吸い取りながら、その湿気を外へ逃がすことにも優れているため、ムレにくいという嬉しいメリットがあります。
ただし、へたりやすいというデメリットがあります。短期間でふわふわした感触が無くなってしまうため、あっという間にせんべい布団に早変わりしてしまうことも多々あるのです。
年中快適に過ごせるキャメル(ラクダ)布団
キャメル布団は吸湿性と放湿性に大変優れています。一年を通してじめじめした季節が多い高温多湿な日本も、一年を通して快適に使用することが可能です。
しかし、キャメルの布団は高価というデメリットがあります。使用されているラクダの毛は大変希少なため、量産できません。そのため、木綿や羽毛の布団に比べて値段がかなり高価になってしまうのです。
保温力があり洗濯可能な合成繊維(ポリエステル)の布団
合成繊維(ポリエステル)の布団は、洗濯が可能であるという大きなメリットがあります。自宅の洗濯機でも洗えるので、いつでも清潔に保つことができます。こまめに洗うことで花粉症などの季節にありがちなアレルギー対策をすることも可能です。
合成繊維の布団は保温力にも優れていますが、放湿性が悪いため、ムレやすいというデメリットがあります。寝汗が多い人やじめじめした季節にはあまり向かないでしょう。
また、合成繊維と性質上、静電気を帯びやすいというデメリットもあります。それ自体は埃が発生しにくいというメリットがありますが、静電気のために外の誇りを寄せ付けやすいという難点があります。
機能性に優れた低反発ウレタンの布団
低反発ウレタンの布団は、体圧を分散するという特徴があります。理想的な睡眠の姿勢を保つことが可能なので、腰痛で悩んでいる人にもおすすめです。
しかし、その一方で吸湿性があまり良くないというデメリットがあります。特に夏場はムレやすいため、寝苦しいと感じることが多くなるでしょう。
敷き布団のお手入れの仕方は?
敷き布団の寿命を少しでも伸ばすには、正しいお手入れをする必要があります。そこで、敷き布団のお手入れの仕方を解説します。
掃除機でダニやホコリを除去
敷き布団の記事の表面には、ダニの死骸や糞、更にはホコリなどがついています。これらはすべて掃除機で除去することが可能です。
掃除機メーカーから、布団用ノズルが出ていますのでこれを利用しましょう。専用ノズルを使うことで、より確実にダニや埃などを除去することができます。
敷き布団に掃除機をかける時は、最低でも3分間かけてください。時間をかけて丁寧に掃除機をかけることで、布団の内部に潜んでいる生きているダニやダニアレルゲンも除去することが可能です。
日陰干しで湿気を取り除く
布団は寝汗などの湿気を多く吸収しています。これらは布団を干すことで乾かすことが可能です。そのままにしておくとダニの温床にもなってしまうため、こまめに干しましょう。
布団を干す場合は、天気が良くて乾燥した日に行なってください。乾燥した日に干すことで、布団に含まれている水分が蒸発します。
布団を干す時間や頻度は、布団の素材によって変えた方が良いでしょう。綿やポリエステルの場合は、週1~2回で2~4時間程度干せば充分です。羊毛の場合は、2週間に1回の割合で2時間ほど干しましょう。
また、天日干しをする場合は布団の上に布をかぶせてください。直射日光を当ててしまうと布団を傷める原因になります。布団の寿命を延ばす意味でも、日陰か天日干しの場合は布をかけることを忘れないでください。
洗濯で内部の汚れを洗い流す
掃除機や日陰干しだけでは、布団の内部に潜んでいる汚れを落とすことはできません。布団の内部まで綺麗にするためには、水洗いで洗い流すしかないのです。
布団を水洗いする場合は、ぬるま湯で洗うのがポイントです。水よりもぬるま湯の方が、布団の内部に潜んでいる皮脂汚れが落ちやすいからです。
また、布団の水分を落とす際には、優しく絞るようにしましょう。強く絞ってしまうと布団そのものを傷めてしまいます。
布団の水洗いは購入直後と2年に一度が適度な回数です。こまめに洗い過ぎるのも、布団を傷める原因になりますので注意してください。
また、自宅ではなくクリーニングに出そうと考えている人は、単品洗いで水洗いかどうか確認してください。まとめ洗いやドライクリーニングでは、布団の内部の汚れは落ちにくいからです。ただ、ドライクリーニングという表示マークがついた布団もあります。この場合はクリーニング屋さんと相談した方が良いでしょう。
収納と保管の仕方
敷き布団を収納する際は、掛け布団の下に置くのが一般的です。敷き布団の方が掛け布団よりも重いからです。逆にしてしまうと、かけぶとんがへたってしまいます。必ず敷き布団は下にして収納しましょう。
また、長期的に保管する場合は湿気の少ないところがおすすめです。最近は押し入れの湿気を吸収する乾燥剤も売られています。これらを上手に使用して、乾燥した状態を保ちましょう。
更に布団を収納する場合は、一度干してください。外に干すことで、布団に含まれている水分が蒸発し、乾燥した状態で保存することができます。
敷き布団の失敗しない選び方とは?
敷き布団を購入する際、何を基準にすれば良いのかわからないという人もいるでしょう。そこで、多くの人たちが注目する敷き布団選びのポイントを紹介します。
サイズが合っているかチェック
敷き布団にはさまざまなサイズがあります。一般的なサイズと言えば、シングルやセミダブルやダブルでしょう。しかし、それ以外にもベビーサイズやキングサイズなどもあり、かなり幅広いサイズが用意されています。
自分の体型やライフスタイルに合わせた敷き布団のサイズを選びましょう。体型が大きめの人や寝相があまり良くない人は、シングルよりもセミダブルやダブルなどの大きいサイズを選んだ方が快適な眠ることができます。
また、子供と一緒に寝る場合はワイドダブルやクイーンやキングなどのかなり大きめのサイズがおすすめです。2人でもゆったり眠ることができます。
耐久性があるかチェック
耐久性の有無も敷き布団選びの際の大切なポイントです。耐久性があまりないものはすぐにへたってしまい、身体にも負担がかかってしまいます。敷き布団の耐久性があまりないために腰痛になってしまうという可能性もないとは言えません。
最近の敷き布団は2層構造以上で作られているものも多く出ています。層が多ければ多いほど耐久性が高く、へたりにくいということです。身体をしっかり受け止めてくれることにもなりますから、何層構造になっているかチェックすることをおすすめします。
理想の姿勢を保てるかチェック
眠っている間、理想の姿勢を保つことができているかも、重要なチェックポイントと言えるでしょう。例えば、柔らかすぎる敷き布団は腰の部分が落ちてしまい、腰痛の原因になります。
一番良いのは仰向けになった時にS字に沿って体重を分散してくれる敷き布団です。一部分にのみ体重がかからない構造は、身体の負担を少なくしてくれます。腰痛を軽減することにもなるので、忘れずチェックしましょう。
抗菌・防ダニできるかチェック
敷き布団は熱や湿気がこもりやすいという特徴があります。常に温かく、適度な湿気があるということは、それだけダニやカビなどが発生しやすいということです。清潔さを保つためには抗菌や防ダニができる敷き布団を選んだ方が良いでしょう。
抗菌や防ダニ加工が施されている敷き布団は、それらがわかるようになっています。わかりやすいタグが付いていることがあるので、購入の際の参考にしてください。
吸湿性・放質性をチェック
人間は寝汗をかいていなくても眠っている間に、コップ一杯分の汗をかいていると言われています。それらの汗はすべて敷き布団が吸収しています。吸収した汗が敷き布団にこもってしまうとムレの原因になり、寝苦しい思いをすることになります。
ムレにくい敷布団かどうかをチェックするポイントは、吸湿性や砲湿性の高さです。これら2つの項目が高いのはウールの敷き布団と言われています。しかし、ウールの敷き布団は綿や合成繊維と比べると値段が高くなります。
ムレを防止する方法として、敷き布団の丸洗いもあります。洗えるタイプの敷き布団かどうかも合わせてチェックすると良いでしょう。
おすすめのメーカー・ブランドは?
敷き布団にはさまざまなメーカーやブランドがあります。それぞれのメーカーやブランドによって敷き布団の特徴がありますので、おすすめのメーカーやブランドと合わせて紹介します。
西川産業【創業450年の老舗メーカー】
西川産業は450年という大変古い歴史がある布団の老舗メーカーです。長い歴史の中で、多くの人たちにとって寝心地の良い布団を開発し、販売してきました。
敷き布団の種類も大変多く、愛用者が大変多いことでも有名です。信頼度も大変高いのでおすすめのメーカーと言えます。
ニトリ【手軽に買えて安心感もある】
ニトリはコストパフォーマンスの高さで大変有名なメーカーです。質の高い敷布団を大変安い価格で提供しています。
ニトリは実店舗が多いため、商品を手に取って選ぶことが可能です。質感や性質も実際に目で見ることができるので、納得のいく敷き布団を購入することができます。また、敷き布団と合わせてシーツや毛布も一緒に購入できるので便利です。
モットン【腰痛対策に優れた日本のメーカー】
モットンは、ネット通販のみで展開している布団メーカーです。腰痛対策に特に力を入れていて、実証実験のデータもホームページ上で公開されています。
看板商品の「モットン」は、年間数万本以上の売り上げを誇っています。利用者の口コミも数多く掲載されているので、他社と比較した場合の信頼度も高いと言えます。特に腰痛で悩んでいる人におすすめです。
イッティ【創業30年の老舗布団工場が製造】
イッティは、創業30年の歴史がある老舗布団工場で製造した布団を販売しています。実店舗はなく、通信販売のみで展開している布団メーカーです。
特に人気なのは「雲のやすらぎプレミアム」です。まるで雲の上で眠っているような寝心地という高い評価を集めています。
日本で独自に開発した高反発のウレタンを使用し、品質管理にも大変こだわっています。100日間無料保証がついているので、高い自信があることがわかるでしょう。
最適な敷き布団で最高の睡眠を!
敷き布団の良し悪しで、猫ごちの良さは大きく変わります。最適な睡眠を得るには、自分に合った敷き布団選びが不可欠です。ご紹介したポイントなどを参考に、自分の体形やライフスタイルなどに合った敷き布団を選び、快適な睡眠生活を送ってください。